古民家改装の課題
ただいま、部室として使う古民家の改装をしているわけですが…
よく調べてみると白蟻や湿気、歪みなど問題がたくさん見つかりました。
手間はかかりますが、長く快適に使うために、この機会にしっかり修繕しようと思います。
リビングにする予定の八畳の部屋は、床下がどこもかしこも白蟻で脆くなっていたので全て取り除きました。
中まで腐ってしまった部分↓
キッチンにする予定の四畳半の部屋の床下には比較的新しい木材が使われていたので、防虫・防腐の塗料を塗ってそのまま使うことにしました。
縁側の下には何か動物が掘ったような穴が開いていました。
棒を突っ込んでみると、約2mくらいの長さで貫通していました。
縁側が落ちてしまわないように、この穴も埋めて基礎を作り直します。
床の間の上、二階の床を支えているはずの柱も白蟻でボロボロになっていました。
そのままにしておくと二階の床が抜けてしまうかもしれないので、ここも取り替えます。
二階を歩くと家全体がギシギシ揺れるので、耐震補強もやっていきたいと思っています。
家を支える重要な柱に筋交いを入れるため、一旦土壁を崩しました。
崩した土壁は袋に入れて保管して、再利用します。
玄関の天井は釘の部分が結露して板にシミができていたので、ここも張り替えます。
湿気がたまるのを防ぐため、屋根裏の換気口もつけなくてはいけません。
柱にも水滴が伝ってしまったのか、白蟻の被害が見つかりました。
台風や地震が多く、湿気も多くて白蟻被害を受けやすい木造の日本家屋。
維持するのは本当に大変だなぁ…と実感しました。